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長岡京の勝竜寺城が入園者5万人達成 大河ドラマ効果で注目高まる

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で注目が集まる長岡京市の勝竜寺城

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で注目が集まる長岡京市の勝竜寺城

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 長岡京市の勝竜寺城公園(長岡京市勝竜寺)が10月13日、入園者数5万人を突破した。

勝竜寺城で5万人目の入園者となった家族連れ

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 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」に登場する、細川藤孝と息子・忠興と明智光秀の娘・玉(後のガラシャ)の居城としてして知られる同城。

 10月18日放送回では、織田信長が当時支配していた三好勢を撃破した後、芥川城に入城。明智光秀と細川藤孝との会話の中で、「山城国・勝竜寺城を与えられた」という場面が登場した。

 長岡京市では毎年11月、「長岡京ガラシャ祭」を開催しており、「ガラシャのまち」をPRする一方で、2011(平成23)年からは「NHK大河ドラマ誘致評議会」を周辺市町と連携して設立。大河誘致に力を注いできた。

 誘致決定後の昨年11月、公園内の土塁上から山崎の合戦を体感できる「光秀天王山合戦テラスの新設」など、リニューアルした勝竜寺城公園について、長岡京市商工観光課の上田真嗣さんは「11月・12月は前年同月比で1.5倍、大河放送開始以降の1~3月は約2倍に増加した。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言や閉園の影響により4月は0.5倍、5月は0.2倍まで落ち込んだが、6月以降は前年並みに持ち直し、9月の4連休には一日の来場が400人を超える日もあり、GoToトラベルの追い風や、大河ドラマの舞台が京都に近づくにつれて、注目が高まっているのを実感している」と話す。

 同市では、10月31日に開幕する「ようこそ!長岡京まちなか博」の「長岡京の歴史・文化財ミニ企画展」として、「藤孝と光秀の瓦」(勝竜寺城公園)、「山崎合戦と火縄銃」(中山修一記念館)、「山崎合戦と恵解山古墳」(埋蔵文化財長センター)、「細川藤孝と茶の湯」(神足ふれあい町家)」を開く。

 上田さんは「5万人目となったのは、市内在住の親子連れ2家族。『麒麟がくる』の舞台もいよいよ京都へやって来た。光秀の娘・玉が幸せな新婚時代を過ごし、山崎合戦で羽柴秀吉に敗れた明智光秀が最期の夜を過ごした勝竜寺城(現公園)では、企画展などイベントを開催する。紅葉が見頃を迎える京都・長岡京へぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛ける。

 開園時間は9時~17時(4月~10月は18時まで)。ミニ展示展は2021年3月14日までを予定する。

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