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伏見港「みなとオアシス」登録へ官民コラボ 淀川舟運復活へ大阪と連携も

「みなとオアシス」への登録を目指す伏見港公園

「みなとオアシス」への登録を目指す伏見港公園

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 伏見・夢百衆(京都市伏見区南浜町)で10月30日、国土交通省の「みなとオアシス」への登録を目指す官民連携団体「川のみなとオアシス 水のまち 京都・伏見運営協議会」の発足式が行われた。主催は京都市伏見区、京都府、NPO法人伏見観光協会。

伏見・夢百衆で行われた「川のみなとオフィス 水のまち 京都・伏見運営協議会」発足式

 伏見港は豊臣秀吉の伏見築城時に築かれた河川港で、江戸時代には京都と大坂の八軒屋浜(天満橋)を結ぶ舟運の拠点として栄えた。1950年代まで水運拠点として使用されたが、1968(昭和42)年に公園として整備され、現在は市民の憩いの場となっている。

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 「みなとオアシス」は2003(平成15)年度から、国土交通省が地域住民の交流や観光の振興を通じた地域の活性化に資する「みなと」を核としたまちづくりを促進するために登録を行なっており、全国145箇所の登録(2020年9月26日現在)がある。

 今回の「川のみなとオアシス 水のまち 京都・伏見協議会」は、「伏見港の価値再発見」を掲げる伏見区の呼び掛けに、京都府港湾局、京阪ホールディングス、西日本旅客鉄道、伏見酒造組合、伏見桃山がんばる7商店街、京都商工会議所など16団体が賛同する形で実現した。

 39人が出席した発足式の中で山本ひとみ伏見区長は、「400年の歴史のある伏見港は、全国的にも類のない内陸部の川港。京都と大阪を結ぶ交通の要衝として酒造業をはじめとした食の文化、豊富な水源をもとに産業が発展してきた玄関でもあった。一方で地元市民をはじめとして伏見港の存在を知らない方も多く、今一度その価値と可能性をみなさんに知っていただき、その良さを発信できる地域活性化の拠点としていきたい」とあいさつ。

 「伏見港エリアでのイベントや情報発信を行いながら、伏見港周辺での地域整備を行い、まちづくりを推進する」という基本方針とともに、「2025年大阪・関西万博を見据えた淀川舟運(大阪~京都~伏見)の復活を主とした、大阪府をはじめとした淀川沿川関連自治体との連携強化」など今後の構想などをが発表された。

 当日参加した納屋町商店街振興組合会長の石本正宣さんは「例えば『伏見桃山遺産」的な名所~ブラタモリで紹介されるような地元の人も、地元外の人もまちの素晴らしさを感じられるような新名所~を紹介するMAPなどもみなさんの協力でつくっていければ」と語る。

 伏見区地域力推進室企画課長の川本一範さんは、「11月14日(土)・15日(日)にキックオフ・プレイベントを伏見港公園および伏見みなと広場で開催する。水辺のオープンテラスを活用し、伏見地元の水出しコーヒーやスイーツを楽しめる『伏見みなとカフェ(仮称)』や、シティサップボートを伏見港に浮かべる『伏見みなとの水辺でぷかぷか遊覧(仮称)』、『伏見みなとウォーク』などの催しを実施する。今後も継続的に地元機運を盛り上げる活動を展開していくので、ぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛ける。