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伏見「中村ローソク」、カカオの着火剤を商品化 バレンタインの選択肢に

見た目はハート型のチョコレート? カカオの着火剤

見た目はハート型のチョコレート? カカオの着火剤

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 和ろうそく製造販売の老舗「中村ローソク」(伏見区竹田三ツ杭町)が1月15日、カカオハスク(カカオ豆の皮)と和ろうそくをアップサイクルして生まれた着火材「CHACCACAO(チャッカカオ)」を発売した。  

見た目はハート型のチョコレート? カカオの着火剤

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 中村ローソクは現社長の田川広一さんが11代目の老舗。2023年度の京都市の「これからの1000年を紡ぐ企業認定(社会・地域貢献部門)」を受けるなど、社会課題の解決に取り組む企業としても知られる。

 カカオハスクはチョコレートの製造過程で取り除かれるカカオ豆の種皮のことで、チョコレートに加えると風味や食感が悪くなるため、製造工程で取り除かれることが多いが、チャッカカオは、その使われなかった部分を有効活用している。  

 田川さんは「バーベキューやキャンプの際に使う着火剤、明かりとしても使えるものでハートの形をしていることからバレンタインやホワイトデーの贈り物としてもお薦め」と話す。

 田川さんは「チャッカカオは回収された和ろうそくから取り出した芯材と蝋(ろう)、それにカカオハスクを配合した『高い性能を持つ』着火剤。デザインや利便性にもこだわった。伝統的な和ろうそくの製造技法とチョコレートの製造工程には親和性がある。SDGsの観点からも今まで捨ててきた部分を有効活用することは大事なこと。『ハートに火をつける』という言葉もあり、バレンタインやホワイトデーの時季にチョコレートそっくりのギフトとして注目してもらえれば」と利用を呼びかける。

 価格は2,700円。クラウドファンディングサイト「Makuake」で扱う。

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