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伏見・京都すばる高校の生徒とアフリカ留学生が協働し商品開発 平和を願うハンカチ販売

ニコラスさんはじめウガンダ奨学生と京都すばる高校生メンバー

ニコラスさんはじめウガンダ奨学生と京都すばる高校生メンバー

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 ウガンダ出身奨学生と京都すばる高校(京都市伏見区向島西定請)企画科2年生の有志が開発した「ピースハンカチ」が10月23日、「向島まつり」で販売され、即日完売した。

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一般財団法人あしなが育英会が「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」で、向島二の丸小学校跡に寄宿舎を建設するのに伴い、京都すばる高校と連携。向島や京都とアフリカをつなぐ計画の一環で企画した。

 開発から販売まで取り組んだのは「ピースハンカチ」。刺しゅうでパズルのピースをつなげた意匠は、アフリカと京都の人々の個性や多様性を尊重したつながりを表現し、世界に平和が訪れることを願ってデザインしたという。ウガンダ出身の奨学生ニコラス・ルベガさんが高校生と共に考えた。

 アフリカ諸国の国旗に多く見られる同胞愛や独立のために流された血としての赤、富と繁栄の象徴の黄、京都のシンボルカラーである紫色、空の色の青を組み合わせたハンカチは、京雑貨ブランド「カランコロン京都」のスーベニールの協力で商品化された。

 当日、地域住民イベント「向島まつり2022」(向島中央公園)限定100枚で、企画科2年生有志が販売したハンカチは好評で、即日完売した。

 ピースハンカチを企画した道野彩羽さんは「向島とアフリカをつなぐ雑貨を作りたいという思いが多くの方々の協力で実現した。皆さんの元にお届けできて嬉しい」と語る。

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