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伏見人形の窯元・丹嘉、伏見稲荷初午大祭に向け「布袋さん」を用意

工房内の神棚に飾られる「布袋さん」

工房内の神棚に飾られる「布袋さん」

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 寛延年間(1750年ごろ)から続く伏見人形の窯元「丹嘉(たんか)」(京都市東山区本町)が現在、伏見稲荷大社(京都市伏見区深草藪之内町)で2月12日の「初午(はつうま)の日」に行われる「初午大祭」に向けて「布袋さん」の準備に追われている。

伏見人形の窯元・丹嘉の様子

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 初午とは2月最初の「午(うま)の日」のことで、稲荷神の祭りが行われる日。初午の日に「しるしの杉」と「布袋さん」を買い求めるのは京都の風習で、伏見稲荷大社近くの丹嘉に立ち寄り「布袋さん」の人形を購入する参拝者が多い。 

 8代目窯元の大西貞行さんは「お稲荷さんは商売繁盛、五穀豊穣の神様。初午の日は農作業が始まる日とされており、その年の豊作を願うお祭り。布袋さんを受けて帰るという風習は江戸時代から続いており、当時は伏見稲荷の参道に伏見人形の露店が軒を連ねていたという。布袋さんは『火難防止の火防(ひぶせ)布袋』と呼ばれて親しまれている。小さな布袋さんから年々大きなものを受けることで、福が年々大きくなるようにと願うもの」と話す。

 伏見人形は最も古い郷土玩具。江戸時代後期には伏見街道沿いに約60もの窯元が存在したが現在は丹嘉のみとなっている。

 大西さんは「他にも狐(きつね)関連の人形を購入する方も多い、3月に向けての立ちびなの彩色も佳境を迎えている。約2000の人形の土型があり、その一つ一つに昔から伝わるストーリーがある。これからも伝統をつないでいきたい」と話す。

 営業時間は9時~18時。日曜・祝日定休。

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