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伏見・丹波橋に「ADDress京都伏見」 定額制コリビングで多拠点生活を支援

「ADDress京都伏見」の交流スペース

「ADDress京都伏見」の交流スペース

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 京都市伏見区の築60年の学生向け古アパートをリノベーションした、定額制の多拠点コリビングサービス「ADDress京都伏見」(京都市伏見区桃山筒井伊賀東)が8月20日、オープンする。

「ADDress京都伏見」の高本昌宏さんと清水和代さん

 「ADDress」は、全国にある空き家などを活用した物件で、月4万円からの定額で全国住み放題の多拠点コリビングのサービスを提供している。賃貸契約をした会員は、全国に23カ所(2019年8月現在)ある物件から好きな場所を選び、1カ所当たり最長で1週間住むことができる。部屋タイプは個室と2段ベッドを備えるドミトリーの2タイプ。ドミトリータイプから1カ所自分のホームを選び、その部屋で住民登録することもできる。

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 運営会社「アドレス」の事業開発エバンジェリストの高本昌宏さんは、「この物件は、私が約30年前にお世話になったアパート。現在も京都での活動拠点として実際に住んでいる。丹波橋駅から徒歩1分と立地条件は良いが、近年は空室が目立っていた。オーナーの清水和代さんから、建て替えやリフォームを含めた活用方法を相談されていた昨年秋、旧知の佐別当隆志(同社社長)さんと再会。『地域のつながりを作る拠点づくりが、今後の空き家活用の重要なポイント』というADDressのビジョンや構想を聞き、清水さんと相談の上、手を挙げた」とオープンの経緯について説明する。

 高本さんは「これからは、都市部と地方の人口をシェアする時代。別の視点では、仕事やライフスタイルに合わせて選んだ場所で自由に過ごす時代ともいえる。2018(平成30)年に17%だった空き家率が、2033年には30%になるという予測が示すように、空き家の再生・再活用とライフスタイルのニーズのマッチングは日本全体の課題解決につながる。定住する人口と観光によって生じる交流人口の中間を『地域との関係性の入り口』と定義づけ、関係人口増を目指すサービスを提供したい」と話す。

 ADDress伏見は、高本さんがフェローを務める「京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)」と連携。高本さんと同研究所イノベーションコーディネーターの石井規雄さんが「家守」という管理人とキュレーターとして、住人と地域とのつながりを推進していく。

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