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多拠点コリビングサービス「ADDress」、伏見・丹波橋に関西初の物件

地元伏見の「大東寝具工業」のソファを導入した共有スペース

地元伏見の「大東寝具工業」のソファを導入した共有スペース

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京都市伏見区の築60年の学生向け古アパートをリノベーションした定額制の多拠点コリビングサービス「ADDress(アドレス)京都伏見」(京都市伏見区桃山筒井伊賀東)が8月20日、オープンした。

 ADDressは、全国にある空き家などを活用した物件で、月4万円からの定額で全国住み放題の多拠点コリビングのサービス。賃貸契約をした会員は、全国に23カ所(2019年8月現在)ある物件から好きな場所を選び、1カ所当たり最長で1週間住むことができる。部屋タイプは個室と2段ベッドを備えるドミトリーの2タイプ。ドミトリータイプから1カ所自分のホームを選び、その部屋で住民登録することもできる。

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 運営会社「アドレス」の佐別当(さべっとう)隆志社長は「関西初の物件。今後の関西展開のプロトタイプにしていきたい。ただ観光するという地域との関わりから、暮らしに溶け込み地域との架け橋になる場を目指す。室内設備は『コアラマットレス』やオーガニックコットンのタオル『IKEUCHI ORGANIC』など、快適性にこだわったモノを使っており、暮らす人の日常を豊かにしたいと思っている」と話す。

前日に神奈川から駆け付けたという男性会員は「京都・伏見区に来るのは初めて。会員は交流に積極的な人が多いのが特徴。仕事や暮らしながら地域の人と交流できる楽しさがある」と話す。

ADDress京都伏見の共有スペースは通りに面した立地。砂利を敷き詰めるなど、「京都らしさ」を表現している。ソファには地元伏見の「大東寝具工業」の製品を導入するなど、地元企業との提携も進める。「京都市ソーシャルイノベーション研究所(SILK)」と連携しており、地域を結ぶ場として今後はイベントなども開催予定。

 ADDress京都伏見の「家守(管理人)」も務める同社事業開発 エバンジェリスト高本昌宏さんは「伏見は豊臣秀吉時代には日本の首都機能を持つだけでなく桃山文化が花開き、江戸時代には京都と大坂(現在の表記は大阪)の玄関口として栄えるなど、歴史的にも文化的にも日本の時代の最先端だった場所。時代の最先端ともいえるコリビングという暮らし方を楽しまれる会員と、魅力溢れる地域との掛け算で伏見の未来をさらに明るくしていければ」と意気込む。

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