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京都・京阪丹波橋駅で期間限定・月額レンタサイクル 「らくなん進都」交通社会実験で

自転車には「らくなんレンタ」と書かれている

自転車には「らくなんレンタ」と書かれている

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 京都市伏見区にある京阪丹波橋駅で市などが行うレンタサイクルの交通社会実験「らくなん進都レンタサイクル(京都市伏見区桃山井伊掃部西町)」が好評だ。

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 レンタサイクルは月額制で、駐輪場代・メンテナンス費用・保険代込みで2,500円の格安料金で利用出来るのが特徴。京都パルスプラザ(京都府総合見本市会館)と提携して、レンタサイクル利用者は無料で駐輪場を使えるようにするサービスもあり、同駅から「らくなん進都」への通勤客や地域内の営業活動に使用する企業などに幅広く利用されている。

 京都市が推進する「らくなん進都」の交通社会実験の一環のため、2016年9月1日~2017年3月31日までの期間限定。京都市が企画、京阪電鉄が事業受託、運営を自転車パーキングシステムのアーキエムズが行っている。

 「らくなん進都」は、京都市南部を南北に貫く油小路通(あぶらこうじどおり)沿道を中心とする約607ヘクタールの地域で、「北は十条通」「南は宇治川」「東は東高瀬川」「西は国道1号線」に囲まれており、大部分が伏見区に属する。京都市ではこの地域を南部創造のまちづくりの先導地区として、ものづくり企業の誘致などさまざまな取り組みを進めている。

 「らくなん進都」へ公共交通機関で行くには、北部地域は京都駅から出発して地域を循環する「京都らくなんエクスプレス(通称R’EX)」、もしくは「京都市営地下鉄烏丸線」「近鉄京都線」などを利用する。しかし南部地域へは「R’EX」以外には、京阪中書島駅から走る「京阪バス」「京都市営バス」のみとなり、丹波橋や伏見桃山などの伏見市街地からのアクセスが大きな課題となっていた。

 「らくなん進都」を管轄する都市計画局まち再生・創造推進室の小林仁大(きみひろ)さんは「伏見市街からの交通問題は大きな課題。そこで公共交通の利便性を向上させる取組として、らくなん進都の企業約20社の従業員約1000人に通勤経路を聞くアンケートを実施するとともに、レンタサイクルの社会実験を行っている。アンケートの結果も利便性向上に反映させていきたい」と話す。

 「丹波橋駅の駐輪場『ECOPOOL京阪丹波橋』は通常料金で2,000円かかるが、今回のレンタサイクルは自転車やメンテナンス、保険料、駐輪場の料金を含めて2,500円で価格設定している。大変お得なのでぜひ利用して頂きたい」と呼び掛ける。

 申し込みは、アーキエムズ(TEL 0800-3333-321)で仮登録後に郵送される本登録用紙に記入して返送する。料金(2,500円)は指定の金融機関口座から翌月分を前月に引き落とされる。

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