京都市伏見区の伏見北堀公園一帯エリアを20年間にわたって草刈除草など整備している団体「伏見北堀公園愛護協力会(愛称「みどりの会伏見桃山」)が現在、新メンバー加入を呼び掛けている。
同会広報担当の岡村祐介さんによれば、同会は2001(平成13)年に発足。同園近くに自宅がある岡村さんは日々ジョギングをしているうちに、段々と荒れていく公園の植栽が気になっていた。ジョギング中、たまたま清掃活動をしていた同会の徳丸正廣会長に偶然出会い、声を掛けたことがきっかけで活動に参加し始めた。現在、ボランティアメンバーの会員は26人で、昨年の延べ参加者は総計713人に上る。
岡村さんは「会長と出会ったことがきっかけとなって、毎年多くの有志に参加していただいて感謝の気持ちでいっぱい。一方で作業する会員の高齢化が進んでいることと、入会メンバーが徐々に少なくなっていることから、若手のメンバー中心に活動の様子を、新メンバーに参加してもらえるようSNSなどで発信している。参加者同士での緩やかな親睦も楽しんでいただけるので、ぜひ気軽に参加していただければ」と話す。
同会は「みどりの森」の森林整備の他に桃陽総合支援学校のグラウンドの草刈りやタケノコ掘り体験、シイタケ植菌体験などの活動を展開。藤城小学校(深草大亀谷五郎太町)の3年生を対象に毎年、シイタケ植菌体験、呉竹養護学校の児童生徒を対象にした北堀公園清掃体験授業など、さまざまな活動を行っている。
最近ではインスタグラムやユーチューブで活動の様子を公開。中でも、最年長会員「レジェンドさん」(81)の草刈り動画やアジサイの株分け作業などが好評で、特に広角草刈りの再生回数は4万5000回を超えている。
主な活動は、伏見北堀公園=毎月第2・第4水曜9時30分~12時、桃陽総合支援学校=毎月第3水曜・第4日曜の9時30分~12時、10時~12時。ただし、スケジュールが変更となることがあるため、参加希望者は事務局(TEL 075-621-0369)まで事前確認を呼び掛けている。