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伏見向島「たんぼラグビー会場」で田植えイベント 来年のイベント開催と「たんぼラグビー米」の豊作願って

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 新型コロナウィルスの影響で2年続けて中止となった「たんぼラグビー in京都・向島」の会場(京都市伏見区向島西定請)で6月13日、「たんぼラグビー米」の田植えイベントが行われた。主催は京都向島たんぼラグビー実行委員会。

トラクターで田植えをする実行委員会副会長の冨田敏充さん

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 たんぼラグビーは、田植え前の水を張った泥田で行う球技で、子どもから大人までが年齢や性別を問わず楽しめるのが特長。試合時間は5分間、両チーム4人ずつで行う。

 同大会の開始は、2018年。2018年には30チーム・600人が2019年は40チーム・1200人が参加するなど、今後の同地区活性化の起爆剤としての期待が大きいイベントだった。しかし新型コロナの影響で、2020年は全面中止。今年も大会は中止となったが、「来年の開催へつなげていくイベントを小規模でも行いたい」という実行委員会メンバーの声を受け、例年はメンバー数人だけで行う「たんぼラグビー米」の田植えを今回は、希望者を募って行った。

 当日は、15人が参加。無農薬有機栽培の「たんぼラグビー米(=にこまる米)」の田植えを行った。

 大会の実行委員会委員長で地元農家の宮本直嗣さんは「今年は大会を開催したいという思いで、年初からメンバーや地域の皆さんと話し合いを重ねてきたが、残念ながら開催を見送った。田植えイベントは、来年の開催と五穀豊穣を願って企画した。本来ならもっと多くの人に参加してもらいたかったが、緊急事態宣言発令中ということもあり、メンバーと地元の希望者に限定させてもらった」と笑顔で振り返る。

 宮本さんは「田植えしたにこまる米はもっちりとして甘味があり大粒なのが特徴で、向島では農家数軒しか栽培していない品種。秋の収穫時には、また皆さんと収穫したい。2022年には以前のように、多くの人が笑顔で集まれることを願っている」と話す。

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