「第2回たんぼラグビーin京都・向島」が6月16日、伏見向島地区(京都市伏見区向島西定請)で行われた。主催は京都向島たんぼラグビー実行委員会。京都市や日本ラグビーフットボール協会、伏見経済新聞などが後援するほか、44の企業・団体、学校が協賛・協力している。
たんぼラグビーは、田植え前の水を張った泥田で行う球技で、子どもから大人まで年齢性別を問わず楽しめるのが特長。試合時間は5分間、両チーム4人ずつで行う。
この日は地元チームを中心に40チームが参加。参加者の家族など1200人が集まって行われた。午前中には今年9月に日本で行われる、「ラグビーワールドカップ2019」の優勝トロフィーが展示されるなど、大会ムードを盛り上げた。
午後に行われた決勝では、同志社大学ラグビー部とブリバリーズが対戦。トライ数が同数で、両チーム優勝となった。
大阪市内から見学に訪れたという伊藤茜さんは「泥だらけになって飛び込む豪快なトライシーンに興奮した。大人になって泥だらけで遊べる機会は少ないので、こういう場は貴重。来年はプレーヤーとして参加したい」と笑顔で話す。
大会実行委員長の宮本直嗣さんは「大きなけがもなく、無事終了することができて良かった。協力いただいた全ての皆さまに感謝している。子どもからお年寄りまで世代を超えた交流ができるのがたんぼラグビー。皆さんの笑顔に、たくさんの元気を頂戴した。今大会はたんぼラグビーだけでなく、YASAIフラッグやたんぼ相撲、農業体験もご用意した。この『たんぼ』というフィールドで、小さな自然を身近に感じていただきながら、少しでも日本の農業も身近に感じていただけたかと思う。来年以降も継続的に続けていけたら」と話した。