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長岡京の柳谷観音・楊谷寺であじさいまつり 手水鉢のあじさいアートやコンサートも

柳谷観音・楊谷寺の手水鉢のアジサイアート

柳谷観音・楊谷寺の手水鉢のアジサイアート

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 京都府長岡京市の柳谷観音・楊谷寺(京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷)で6月23日、「柳谷観音 あじさいまつり」が行われる。

中小路健吾市長と「京都・長岡京市おもてなし武将隊つつじ」のメンバー

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 同寺は光明寺、善峯寺と並ぶ西山三山の一つ。清水寺の開祖延鎮(えんちん)により806年に建立された。空海が祈とうを施し、眼病に悩む人々のために霊水にしたという独鈷水(おこうずい)が有名で、古くから眼病祈願の寺として信仰を集める。

 代々の天皇家や豊臣秀吉の側室・淀殿ゆかりの寺、近年はモミジやアジサイを使った押し花朱印の寺としても知られている。

 近年はアジサイや紅葉を使った同寺オリジナルの押し花御朱印や、手水鉢(ちょうずばち)を季節の花や紅葉でデコレーションする「手水鉢アート」が人気を集めている。

 「あじさいまつり」は、同寺の5000株のアジサイが見頃になる時期に合わせて開催しているイベント。当日は「寺宝庫」特別拝観や「あじさいコンサート」、「長岡京音頭」披露、竹製品・観光グッズの販売などが行われる。

 あじさいコンサートでは、古典尺八・津軽三味線の演奏や、6月1日に「京都・長岡京おもてなし武将隊つつじ」に就任した、戦国劇団「乙訓(おとくに)戦国つつじ」による甲冑(かっちゅう)劇も披露する。

 同劇団は、長岡京市在住の大西恒さんと在原叶さんら中心メンバーで活動している。これまで乙訓地域で繰り広げられた山崎の合戦や、明智光秀とその娘、細川玉子(ガラシャ)の物語などを演じてきた。

 今回の長岡京市の公認おもてなし武将隊を機に、2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」のPRを同市内や他府県で行っていく。

 日下俊英住職は「今年もアジサイの美しい季節が到来した。今年も多くの方が当寺のアジサイを楽しんでいただいている。特に、手水舎に花をあしらった『花手水(はなちょうず)」は好評で、全国から来られた人々が楽しまれている。今年はより多彩なイベントを予定しているので、花や景観を通じて、心に背負った荷物を降ろしていただければ」と話す。

 開催時間は10時~15時30分。拝観料は300円。当日はJR・長岡京駅、阪急・西山天王山駅を結ぶシャトルバスを運行する。運行時間は9時30分~14時30分。

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