6月16日に伏見向島地区(京都市伏見区向島西定請)で行われる、「第2回たんぼラグビーin京都・向島」まで約2カ月となった4月10日、大会開催の支援を呼び掛けるクラウドファンディングが始まった。
たんぼラグビーは、田植え前の水を張った泥田で行う球技。「スポーツ本来の最大の魅力『楽しさ』の追求と人々や地域をつなぐ」をキーワードにしており、子どもから大人まで年齢性別を問わず楽しめるのが特長。試合時間は5分間、両チーム4人ずつで行う。
昨年の大会には30チームが参加。参加者の家族や見物者を含めて800人が集まり、地域の手作りイベントとして、テレビ番組や新聞などでも取り上げられるなど、注目を集めた。
2回目となる今年は、10チーム増えた40チームが参加。伏見経済新聞や日本ラグビーフットボール協会など、26企業・団体、学校が協賛・協力する。
今回のクラウドファンディングについて、大会実行委員長の宮本直嗣さんは「当イベントは、旧市街地と向島ニュータウンを中心とした新市街地の地域間交流が希薄という、向島の地域課題の解決を目的として、地域の有志で企画した。昨年、開催したことでさまざまな課題も見つかった。動線確保や交通整理を含めて、円滑な運営のために多くの方の賛同と支援をお願いしたい」と背景を説明する。
クラウドファンディングでは、「たんぼラグビー公式スポーツタオル」=3,000円」、「たんぼラグビー公式Tシャツ」=5,000円」、「たんぼラグビーお米5キロ」=1万円」、「たんぼラグビーTシャツ&スポーツタオル&米2キロ」=同、「たんぼラグビー稲刈り体験ペア参加券セット」=3万円、「向島特産品セット」=5万円、「たんぼラグビー稲刈り体験グループ参加券セット」=10万円、「たんぼラグビークラウドファンディングチームプレミア参加券セット」=20万円の各セットで支援できる。
宮本さんは「今年は小中学一貫校・向島秀蓮(しゅうれん)小中学校が開校した、向島地域にとって節目の年。地域に根差したイベントとして、龍谷大学や京都府立京都すばる高校の学生・生徒、キッズチアダンスチームもイベントに参加して盛り上げてくれる。このイベントが向島地域を盛り上げていくきっかけにしたい」と意気込む。