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みなとオアシス 伏見港みなと公園で三栖閘門のライトアップイベント 

三栖閘門ライトアップ実証実験と官民連携で地域イベント企画

三栖閘門ライトアップ実証実験と官民連携で地域イベント企画

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 伏見港みなと公園の三栖閘門(みすこうもん)で3月19日、ライトアップの実証実験と、みなとオアシス登録を記念した民間事業者による「伏見みなとあかり」イベントが開催された。

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 1922(大正11)年、宇治川観月橋と三栖間の築堤工事の影響により宇治川と濠川に水位差が生じ、船の通行に支障を来したため、1929(昭和4)年、二河川の合流ポイントに閘門が建設された。以来、宇治川・淀川における水運の一拠点として貢献したが、昭和半ばにその役割を終えていた。

 今回、2021年4月に伏見港「みなとオアシス」登録から地域の観光資源として新たな誘客・にぎわいの創出や、歴史的景観と文化の情報発信などを目的とした官民連携のプロジェクトが始動。その取り組みとして同閘門のライトアップについて実証実験が企画されたという。

 当日は閘門北側で新たな照明機器を追加して実施、20日~26日は既存照明にカラーフィルムを貼って色変更による照明演出を予定。通常は夜間の白色灯によるライトアップとなる。

  実証実験と連携し、複数民間事業者による「みなとあかり」イベントも実施され、約10店のマルシェ出店や大道芸人や歌手による音楽会、和ろうそくの明かりによる橋りょうライトアップが行われた。

 イベントに参加した伏見区在住会社員の山田基さんは「伏見の定番的な北淸や中村、宮本ファーム、ラグワゴン、かつ木工の方や花屋に漬け物屋などバラエティーに富んだ出店で良かった。竹灯籠と橋の上のあんどんはとても幻想的だった」と話していた。

 伏見区地域力推進室の早崎真魚課長は「今回の企画は、伏見港のシンボルでもある三栖閘門の魅力をより一層知ってもらい,新たな夜間景観の創出にもつなげたいという思いで実施した。今後も、さまざまな企画を進め、伏見港エリアや伏見のまちのにぎわい創出に取り組んでいきたい」と話す。

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