全国唯一の内陸河川港湾、伏見港の「みなとオアシス」登録証交付式が6月28日、伏見夢百衆（京都市伏見区南浜町）で行われた。

みなとオアシスの登録証

　4月30日に登録されたが、コロナ禍を考慮して延期されていた。当日、伊藤博信国土交通省近畿地方整備局副局長より、山本ひとみ京都市伏見区長・川のみなとオアシス 水のまち 京都・伏見運営協議会会長へ登録証が交付された。

　「みなとオアシス」は、「みなと」を核としたまちづくりを促進するため、住民参加による地域振興の取組が継続的に行われる施設を国土交通省港湾局長が登録。「川のみなとオアシス 水のまち 京都・伏見」の登録で全国148カ所になった。

　交付を受けた山本区長・会長は「伏見港は、豊臣秀吉が伏見城築城のため河川港として整備して以来、京都と大阪を結ぶ河川水運の要として発展し数々の歴史文化を重ね、寺社仏閣、豊かな自然、そして水を元にした酒造業で栄えてきた大変特色のある地域。現在は伏見港公園として地域の皆さまの憩いの場所として親しまれている。しかしながら、こうした素晴らしいポテンシャルのある地域を、まだまだご存知でない方も多い。この登録を機に、もっと多くの方々に知っていただけるようパートナー制度も創設したので、官民一体となり、将来にわたり多くの方々に愛される地域になるよう、しっかりと盛り上げていきたい」と話す。

　伏見港パートナー制度は、伏見港の「みなとオアシス」登録を契機としたにぎわいづくりに賛同し、思いを持って自ら活動を展開する、またはそうした取り組みを応援する企業・団体・個人が対象。NPO法人「伏見観光協会」のホームページから登録できる。登録無料、報酬などは無し。