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伏見の和ろうそく店が新ブランド「京ROUSOKU+」 「心の癒し」テーマに瞑想と香りろうそく販売

京ROUSOKU+「めいそうROUSOKU 10分 MIX」

京ROUSOKU+「めいそうROUSOKU 10分 MIX」

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 和ろうそく店「中村ローソク」(京都市伏見区)と地域文化発信プロデュースを手掛ける「Chanois(シャノワ)」(東京都港区)が10月1日、コラボブランド「京ROUSOKU+(京ろうそくぷらす)」を立ち上げた。

京ROUSOKU+の「めいそうROUSOKU」 和ろうそくならではのあたたかい炎のゆらぎが特長

 中村ローソクは、全国に10店程しかないという和ろうそく製造販売店の一つ。創業は1887(明治20)年。今年で133年目を迎える。ハゼろうを原料とする伝統技法で和ろうそくを製造している。京絵師による手描きの「絵付けろうそく」は、スイスの高級機械式時計メーカーのFRANCK MULLER(フランク ミュラー)とのコラボなど、工芸品としての評価も高い。仏事用和ろうそくは、全国の神社仏閣で使われている。

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 シャノワは、地域メディア運営をはじめ、「Discover(新しい価値の発見)」「Reborn(価値の再創造)」「Transmit(価値の伝承)」をコンセプトに、日本各地の価値(文化・伝統・コト・モノ)をプロジェクト単位で発信している。今年5月には福岡県・久留米絣(くるめがすり)の老舗工房と久留米絣の産地活性化を目的とした共同プロジェクト「DISCOVER KASURI BLUE PROJECT」を立ち上げた。「京ROUSOKU+」はプロジェクト第2弾企画となる。

 中村ローソク4代目社長の田川広一さんは「シャノワの宮脇社長の地域活性化に対する思いや取り組みについてはよく知っている。新型コロナウイルスにより大きく世の中が変わった。これまでの伝統工芸の価値観を大切にしつつ新しい価値観を加えることも重要と考え、両社の強みを生かしたブランド『京ROUSOKU+』を立ち上げた」と話す。

 新ブランドでは、商品開発や技術提供を中村ローソクが行い、ブランディングと商品企画、販売、デザイン、プロモーションなどをシャノワが担当する。

 シャノワ副社長の長尾円さんは「中村ローソクのろうそくの最大の魅力は、植物性原料100%で、パラフィンを使っていない商品であること。生ゴミとして廃棄でき、寺院の使い残しろうそくは回収して再利用できるなど、エコで循環型社会にピッタリなアイテム。そのほか、すすが少なく、ろうそくの融点も低く、テーブルにこびりついた『ろう』はお湯で溶けるため簡単に拭き取れるなど、家庭内で使う際のハードルも低い」と説明する。

 同社では「コロナを経て変わった生活様式や心の疲れ」に着目。ろうそくの炎には1/f(エフ分の1)ゆらぎによる癒やし効果があることから、心の癒やしが求められる時代に寄り添うアイテムとして「瞑想(めいそう)ろうそく」「香りろうそく」を企画・開発した。

 長尾さんは「瞑想ろうそくは、炎を見ながらストレスフリーな状態で自分時間を大切にするろうそく。5分ろうそく(32本セット=4,800円)、10分ろうそく(10本セット=1,900円)、20分ろうそく(10本セット=2,100円)など時間を選べる。香りろうそく(11月販売予定)は、植物性原料100%のオリジナル精油の開発を、調香プロデューサーに依頼した。12種類の日本の季節をイメージした香りと色を楽しめる。炎の明かりとほのかな香りが空間を包み込む、日本ならではの優しいアロマろうそく。『疲れた心の処方箋』としてぜひ手に取っていただければ」と話す。

 「京ROUSOKU+」のろうそくは、オンラインショップと中村ローソクの店舗で販売する。

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