伏見の靴ひもメーカーCOOLKNOT JAPAN(京都市伏見区向島中島町)の「結ばなくてもいい靴ひも・クールノット」が、「OMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)」のアジア選定員賞を受賞した。
「結ばなくてもいい靴ひも・クールノット」は、「解けない+快適」をコンセプトに開発した特許製品。ひもに等間隔で付いているコブが靴のハトメに引っ掛かることにより、「靴ひもを結ぶ必要がない」のが特長。またひもの内部に伸縮性のある医療用素材のスパンデックスゴムを使っており、脱ぎ履きがスムーズになる。
おもてなしセレクションは日本の優れた商品・サービスを発掘・認定し、国内外に発信するプログラムとして、2015(平成27)年に創設されたアワード。選定員の評価が総合的に高かった金賞とスポンサー企業が選ぶ特別賞、外国人選定員の出身エリア別に、それぞれ特に評価が高かったものを「アジア選定員賞」「欧米選定員賞」として決定する。
アジア選定員賞の受賞について同社社長の長田真和さんは「今回、『結ばなくてもいい機能性』『30色のカラーバリエーションから選べるデザイン性』を評価いただいたと聞いている。私を含め台湾人、中国人のパートナーのアジアチームで共同開発した商品が、アジア選定員の方々に高く評価されたのは、大変光栄でうれしく思う」と笑顔で話す。
今後について、長田さんは「当製品は『広島カープ』『阪神タイガース』『横浜DeNAベイスターズ』のプロ野球コラボバージョンも人気。今後は、プロ・大学スポーツ、アニメ作品とのコラボ商品や、学校や企業のカスタマイズ商品にも力を入れていきたい。また今年はコロナウイルスの影響で実現しなかったが、伏見で行われる『たんぼラグビー』などのスポーツイベントとも連携したい」と意気込む。