6月16日に伏見向島地区(京都市伏見区向島西定請)で行われる「第2回たんぼラグビーin京都・向島」まで約2週間となった5月31日、クラウドファンディングの目標金額100万円を超える107万円を達成した。
たんぼラグビーは、田植え前の水を張った泥田で行う球技で、子どもから大人まで年齢性別を問わず楽しめるのが特長。試合時間は5分間、両チーム4人ずつで行う。
昨年の第1回大会には、伏見や向島地域の地元チームを中心に同志社大学ラグビー部など30チームが参加。参加者の家族や見物者を含めて800人が集まり、地域の手作りイベントとして注目を集めた。
2回目となる今年は、10チーム増えた40チームが参加。伏見経済新聞や日本ラグビーフットボール協会など、26企業・団体、学校が協賛・協力する。一方で昨年に挙がった動線確保や交通整理などの課題解決の運営資金とともに、イベント自体をより多くの人に認知・賛同してほしいという願いを込め、クラウドファンディングでの支援を呼び掛けた。
目標金額を達成したことについて大会実行委員長の宮本直嗣さんは「初めてのことで、準備、立案、発信まで大変だった。当初は運営資金やイベント発信を目的としていたが、共感いただいた方々から、地域や人のつながりを大切したい思いなど、皆さまの思いがこもったメッセージをいただき、イベントの目的や本当に伝えたいことがクリアになった」と振り返る。
宮本さんは「今年は小中学一貫校・向島秀蓮(しゅうれん)小中学校が開校した。伏見区にある龍谷大学や京都府立京都すばる高校の学生・生徒やキッズダンスチームも参加するなど、昨年以上に世代間の交流が活発になりそう。本イベントが、令和という新しい時代を迎えた向島地域の世代をつなぐシンボルとして、愛される大会になってくれたら」と期待を寄せる。
当日はラグビー競技のほか、「やさいフラッグ」「どろんこちびっこ広場」「どろんこ相撲」など、家族や友人と一緒に土に親しむことを目的とした種目も行う。会場に隣接する種智院大学構内には、飲食や健康関連ブースも21ブース出店する。
開催時間は9時30分~16時