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伏見の御香宮と三栖神社で例祭 大獅子巡行、みこしに火祭りも

道路標識を飲み込む勢いの三栖神社炬火祭の豪快な火柱

道路標識を飲み込む勢いの三栖神社炬火祭の豪快な火柱

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 京都市伏見の御香宮神社(伏見区御香宮門前町)の神幸祭と三栖(みす)神社(伏見区横大路下三栖城ノ前町)の炬火祭(きょかさい)が10月7日、行われた。

御香宮神社神幸祭のみこし巡幸

 御香宮神社の神幸祭は、「伏見祭」「花傘祭」ともいわれる地域最大の祭りで、例年10月の第2日曜日に本宮が行われる。一方、三栖神社は第2日曜日に神幸祭(炬火祭)、第3日曜日に還幸祭が行われる。

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 この日は、朝7時半の「獅々若巡行」からスタート。木挽町(こびきちょう)青年団の役400人が、雄は61kg、雌は63kgの重量がある巨大な獅子を被り「あーヨイヨイよ」の掛け声とともに、早朝の伏見の町を駆け抜けた。

 御香宮神社のみこしの歴史は古く、徳川家康の孫の千姫が慶長2(1598)年、豊臣秀頼に嫁いだ際に、父の徳川秀忠が奉納したのが始まりとされる。現在の巡幸は3基のみこしが各氏子地区を練り歩く形で行われる。午後からは、橘會が向島神輿会から、木挽町青年団は乾青年団からみこしを引き継ぎ、勇壮な掛け声とともにみこしを手担ぎで巡幸した。

 三栖神社の炬火祭は、巨大な炬火(たいまつ)を担いで練り歩く、勇壮な祭りとして知られる。たいまつは、宇治川に自生するヨシを刈り取り乾燥させ、束ねる作業を1年がかりで行う。戦後一時途絶えていたが、平成元年(1989)年に地元住民により復活、今年で復活30周年になる。京都市の無形文化財に指定されている。

 この日は19時30分から、中書島交差点で行われた出発式の後、20時から氏子たちが担いだたいまつに火を付けてスタート。「あーヨイヨイヨイ」の掛け声とともに、徐々に火柱も大きくなり、電線や道路標識を飲み込むほどの迫力に、竹田街道沿いを埋め尽くした見物客からは、大きなどよめきが上がっていた。