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伏見・向島の農家と餅店が赤米でコラボ 赤米商品で伏見の新土産を目指す

赤米でコラボした農家の宮本さん、中西さん、高矢さんと餅店の中村さん夫妻

赤米でコラボした農家の宮本さん、中西さん、高矢さんと餅店の中村さん夫妻

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 京都市伏見区の餅店「ひかり餅 中村本舗」(京都市伏見区横大路下三栖宮ノ後)が3月1日、向島(むかいじま)の農家と共同で開発した「赤米餅」「赤米おかき」の販売を開始した。

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 赤米は「宮本ファーム」「ファームTAKA」「中西農園」が共同で栽培している。宮本ファーム代表の宮本直嗣さんは「昨年3月、ファームTAKAの高矢さんと中西さんと『向島の活性化のために何か面白いことをやろう』と話し合ったことがきっかけ。『商品開発など六次産業化を目指したい』という声もあり、栄養価が高く、祝い事にも使える赤米(ベニロマン)を栽培することになった」と経緯を説明する。

 初年度は3反(900坪)の水田で栽培、約1トンの赤米を収穫した。赤米は「京都伏見の古代米 京の紅穂」と命名し、「向島の名物化」に向けてのブランディングにも着手した。

 宮本さんは「収穫した赤米は伏見の野菜直売所『じねんと市場』で販売しているほか、レストランや弁当店などでも採用されている。健康志向の高まりもあって、カレーやローストビーフ丼などで好評と聞いている」と話す。

 一方で、「ひかり餅 中村本舗」と提携して商品開発に着手。試行錯誤を繰り返した結果、「赤米の食感を楽しめる」餅やおかきを開発。今回の販売にこぎ着けた。

 今後について宮本さんは「商品開発のほか、田植えや収穫の体験イベントなども企画している。赤米は古代米のルーツで『美容栄養素の宝庫』とも言われており、味もおいしいので、ぜひ味わっていただければ」と話す。

 赤米おかきは486円(税込)。「ひかり餅 中村本舗」の店舗とウェブサイトで購入できる。

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