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龍谷大学キャップストーン報告会 淀川水域一帯の地域振興プランなど提言

龍大キャップストーン報告会でパネルディスカッションを行う登壇者

龍大キャップストーン報告会でパネルディスカッションを行う登壇者

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 伏見区役所で2月22日、龍谷大学大学院政策学研究科と京都中小企業家同友会伏見支部が連携する「龍谷大キャップストーンチーム」の報告会が行われた。

 「キャップストーンプログラム(Capstone Program、以下、CS)」は1990年代に米国で考案された、公共政策・公共行政分野における実践的教育プログラム。龍大CPチームでは、CPの第一人者の青山公三教授と京都中小企業家同友会伏見支部が連携しながら、社会人大学院生を交えて「伏見の地域振興」をテーマにした実践プランなどを研究している。

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 2017年度は、木下知子さん、栗本知子さんの社会人大学院生を中心に「情報発信」「場づくり」「つなぐ」をキーワードに、「情報のプラットホーム」を目指した「イベント情報マップ」を作成した。

 この日は、イベント情報マップの特長や使い方を説明したほか、2018年度以降の中長期計画案として、「次期伏見区基本計画の産業・経済分野への提言プラン『伏見地域内経済ビジョン2030(仮称)』の作成」「龍谷大学で開催する産官学連携の地域振興イベント『東南フェスタin龍谷2018(仮称)』の開催」「淀川水域の自治体や企業と連携した淀川水域一帯の地域振興プラン」などを提言した。

 続いて行われたパネルディスカッションでは、馬屋原宏伏見区長、京阪ホールディングス経営統括室・課長補佐の若林浩吉さん、京都中小企業家同友会伏見支部・地域連携委員の吉山裕基さん、青山教授が登壇、「CP報告会の感想」「伏見の魅力と情報発信の方法」などについて語った。

馬屋原区長は「CPの活動内容や提言プランは、伏見区基本計画の5つの柱と合致する部分が多い。『東南フェスタ2018』も同様で、将来的な『伏見のつながりフェスタ』のきっかけになれば面白い。『伏見地域内経済ビジョン2030』も興味深く、提言プランの内容に期待している」と期待を寄せる。

 京阪HDの若林さんは「京阪は沿線の比叡山から淀屋橋・中之島までの淀川水域を『水の道』、伏見、淀、枚方、守口の旧宿場町を含めて『東海道五十七次(陸の道)』として位置付けている。そういう意味で『淀川水域一帯の地域振興プラン』は大変興味深い。沿線一帯で連携していくのは重要」と話す。

 青山教授と吉山さんは「提言した内容について、いろんな角度から話を聞けたのは良かった。今後のきっかけになる場になった」と声を揃える。

 今後については「3月に次年度の活動内容をまとめていく予定。大学内部や地域の企業・団体など幅広い参加者にも意見を求めて、地域振興の活力になれれば」と意気込む。