京都市伏見区の京都市バス・西大手筋バス停留所(京都市伏見区片原町)で1月11日、『「バスの駅」西大手筋 お酒と水のまち 伏見』の完成披露式が行われる。バス停は同日から供用を開始する。
「バスの駅」設置事業は、京都市歩道が推進する、快適なバス待ち環境創出事業。狭いことなどにより、上屋やベンチなどのバス停設備を設置することが困難なバス停などの環境改善を図るため、「上屋・ベンチの設置」「大型液晶ディスプレイを用いたバスロケーションシステムの設置」「公衆無線LANに接続可能な環境の整備」を進めている。
竹田街道に面した同バス停はこれまで、歩道が狭いため十分なバス待ちスペースがなく、上屋やベンチも設置されていなかった。今回は月桂冠が、同バス停に隣接する昭和蔵工場の敷地の一部を提供(貸与)。バス待ちスペースが拡張され、上屋やベンチ、バス接近表示器、掲示案内板が設置され快適なバス停となる。
デザインは「お酒と水のまち 伏見」に相応しい意匠を検討。「人が憩う新たな水の流れ」をコンセプトに、京の町並みをイメージする格子壁や間仕切り壁、水の流れを表現する舗道面の敷瓦、板塀が連なる伏見の酒蔵をイメージするデザインで構成した。
月桂冠総務部広報課の田中伸治さんは「同事業は当社が今年、創業380年を迎えた周年の記念事業として、地域への感謝の気持ちから聖母を進めた。快適になったバス停をこれまで以上に活用して頂けたら」と話す。
完成披露式は同日の12時から。