伏見桃山のeスポーツ専用施設「e-sports base e32」(京都市伏見区観音寺町)で12月23日・26日、VALORANT(ヴァロラント)高校対抗戦「KEST VARORANT」が行われた。主催はe-sports base e32とTeam Function Kyoto。後援は京都府と京都市、日本eスポーツ促進協会、長栄(下京区)。
大会は、23日に行われたオンラインの予選には京都翔英高校チームと京都すばる高校チームなど3チームが参加。予選を勝ち上がった京都翔英チームと京都すばるチームが26日の決勝で対戦した。
決勝は1マップ目ヘイヴン、2マップ目スプリット(2勝先勝制)で行われ、京都翔英チームが勝利。見事、初代王者に輝いた。優勝チームには京都府知事賞を、大会MVPの比嘉秀太郎さんには京都市長賞を贈った。
大会実行委員長でe-sports base e32を経営するL&P(向島津田町)の長田栄臣社長は両校について、「京都翔英高校は、京都府内で唯一ゲーミングPCを20台設置している高校で、eスポーツ部もある。自宅にPCをもってない生徒は、学校で練習できる環境がある。一方の京都府立京都すばる高校は、PCの数は京都一を誇るがゲーミングPCはなく、近所の洛南福祉会ヴィラ向島のeスポーツ部屋を借りて練習してきた。環境面で対照的な両校が決勝で対戦したと言える」と解説する。
長田さんは「8月に開催した大学対抗戦に続いて高校対抗戦も開催できた。大学対抗戦でスタッフとして参加してくれた京都翔英高校の生徒の皆さんが、今回はチームとして参加してくれたのも意義深い。来年以降も若手の育成に繋がる大会を開催する予定」と意気込む。