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伏見・御香宮神社で「神幸祭」 巨大獅子舞「獅々若」とみこし巡幸

雌雄の対の巨大獅子をかぶって伏見の町を走り回る「獅々若」

雌雄の対の巨大獅子をかぶって伏見の町を走り回る「獅々若」

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 伏見の御香宮神社(伏見区御香宮門前町)の「神幸祭」が9月30日から、行われる。

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 同神社は伏見九郷の総鎮守として知られ、古くから信仰を集める。平安時代に境内から良い香りの水が湧き出たことから清和天皇により「御香宮(ごこうぐう)」と名付けられたという。

 神幸祭は「伏見祭」「花傘祭(はながさまつり)」ともいわれる地域最大の祭り。「みこし巡幸」「獅々若」は江戸時代から続く行事で、伏見の町中を練り歩く呼び物となっている。初代のみこしは、徳川家康の孫娘千姫の初誕祝いに奉納された通称『千姫みこし』。日本一重いみこしとして氏子の自慢の一つだったが、現在は境内見所に保管され、祭礼期間中のみ見学できる。

 初日の9月30日は9時30分から、境内でちびっこ相撲が行われ、19時から各町内の花傘が同神社に集まる「花傘総参宮」や能舞台で「若柳流吟峰会」が行われる。

 10月3日は14時から「静吟詩堂吟詠会」が、4日は「石道鶉山尺八教室」が、共に能舞台で行われる。4日夜間には「武者組具足飾りつけ」も行われる。

 7日の宵宮祭では19時から大手筋通り商店街で各町内会が趣向を凝らした花傘やみこしを持って行進する「花傘パレード」を行い、表門付近に花傘が集まる。同日にはオクライモライ(猿田講社、武者組、皇馬)も行われる。

 最終日の8日(本宮)では、5時からの発輿祭を皮切りに、7時30分から巨大獅子舞の「獅々若」巡幸、8時から「猿田講社」、9時から「武者行列」、10時20分から「稚児行列」が出発するほか、みこし巡幸は3基のみこしが、A班、B班、C班に分かれて氏子区域内を一日かけて渡御する。

 10月8日まで。

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