伏見区役所で5月6日、職員らがユリの球根の植え付けを行った。
球根は、伏見区の誕生90年を祝って京都生花(京都市伏見区深草中川原町)が寄贈。200球ある球根は半分に分け、伏見青少年活動センターと京都市南部クリーンセンターが100球ずつ育てる。
ユリの品種は、インディアンダイヤモンド。鮮やかなオレンジ色が特徴で、ブーケ作りに好まれるという。当日は、山本ひとみ伏見区長や伏見青少年センターと伏見区役所の職員ら合わせて8人が参加。新型コロナウイルス感染拡大防止対策も講じ、2時間かけて100球を植え付けた。
植え付けを指導した同社常務の村山法生さんは「コロナ禍の中でもユリの生育を通じて生命の息吹を感じ、花にあふれる伏見の魅力を改めて知ってもらいたいという思いで寄贈した。当社はユリ切花・ユリ球根の普及活動を行っている団体『リリープロモーション・ジャパン』でラブリーアンバサダーを務めており、これを機会に、品種も多く育成しやすいユリの魅力を、身近に感じ楽しんでいただければ」と話す。
植え付けに参加した伏見青少年活動センター大熊晋所長は「当センターの花壇は、市民の皆さんの憩いの場となっている。現在は緊急事態宣言の発出に伴い閉館中だが、開館後は地域の皆さんと一緒に生育を楽しみ、7月から8月にかけての開花を笑顔で迎えたい」と話していた。
同センターは緊急事態宣言の発令にともない5月31日まで休館中。