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大山崎の竹垣専門店が「アロマディフューザー」開発 京都の竹と安眠テーマに「乙訓コラボ」

小型の竹かごとアロマオイルを組み合わせたアロマディフューザー「ゆり籠」

小型の竹かごとアロマオイルを組み合わせたアロマディフューザー「ゆり籠」

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 京都府大山崎町の竹垣専門店「長岡銘竹」(京都府乙訓郡大山崎町円明寺海道)が、小型の竹かごとアロマオイルを組み合わせたアロマディフューザー「AROMA × BAMBOO アロマディフューザーゆり籠」(9,680円)を開発した。

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 京都の特産品の竹を使った竹垣施工、竹製品の製造販売の専門店の同社。これまで、「桂離宮」「修学院離宮」「京都迎賓館」「平安神宮」「金閣寺」「銀閣寺」の竹垣施工にも携わってきた。

 同社社長の三島一郎さんは、竹にかかわる3つの国家資格「割組竹工芸技能士一級」「網組竹工芸技能士一級」「丸竹加工竹工芸技能士一級」を取得。京都府が多年にわたり伝統産業に従事し、優れた技術でその振興と発展に寄与した人を表彰する「京都府伝統産業優秀技術者 京の名工」にも選ばれるなど、「竹工芸の名工」としても知られる。

 今回のアロマディフューザー開発は、同社職人で「京もの認定工芸士(京銘竹)」に認定された真下彰宏さんが、「京都の竹の良さを発信できる小物雑貨を作りたい」と企画。

 真下さんは「アロマディフューザーに使われている棒が竹素材。竹には縦の繊維があるので、吸い込んだオイルを下から上まで全体に行き渡らせることができる。竹の削りかすでも同様の効果があることに着想を得て、『安眠』をテーマにゆりかごタイプの商品を考案した」と振り返る。

 アロマオイルの開発は、真下さんと同じ乙訓地域の長岡京市のイベントで繋がりのある、同市在住のアロマセラピストの本藤知夏さんが担当。小型の竹かごとアロマオイルを組み合わせた「ゆりかごタイプの」商品開発実現した。

 本藤さんは「安眠というテーマへ導く、柑橘ベースの温かい香りのイメージでブレンドした。日本のアロマ、愛媛のイヨカンや安息香などを使い、枕元やベッドサイドに置いてもきつすぎないように仕上げた。香りは優しく持続性があるのが特長。サロンのお客様にも聞き、実際、何日も自分の枕元に置いて寝て試してみるなど、試行錯誤を重ねて完成した」と話す。

 真下さんは「商品の竹かごは手のひらサイズ。竹かごはサイズが小さくなると編むのが難しくなるので、そこが職人の腕の見せどころだと、楽しみながら作った。就寝前のリラックスタイムに
ぜひお試しいただき、1日の疲れをとっていただければ」とよびかける。

 商品は長岡銘竹のホームページ、本藤さんのサロン「aroma table」で買える。

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