京都・松尾大社(京都市西京区嵐山宮町)で4月7日、「第6回 松尾大社 酒-1グランプリ」が行われた。
酒の神さまを祭る松尾大社の公認イベントとして2014年から開いている同イベント。
伏見からは、キンシ正宗の「金鵄正宗」、山本本家の「神聖」、増田徳兵衛商店の「月の桂」、北川本家の「富翁」、昨年度グランプリの齊藤酒造の「英勲」は特別枠(投票対象外)で参加した。全国から50蔵が一堂に集まり審査が行われた。
同イベント委員長の葉石かおりさんは「今年は天候にも恵まれ、1000人の日本酒ファンにお越しいただいた。老若男女問わず幅広い年代の人が来場した。例年に比べ外国人が多いのも特徴。日本酒文化が海外に広がっているのを感じる」と振り返る。
審査は、来場者が一番おいしいと思った銘柄の酒蔵に投票して、得票数の多い1位から5位までを発表した。順位は以下の通り。1位(グランプリ)=奈良・今西酒造「みむろ杉」、2位=京都・松井酒造「五紋神蔵」、2位(同数)=和歌山・平和酒造「紀土」、4位=山形・亀の井酒造「くどき上手」、5位=群馬・土田酒造「土田」、5位(同数)=岩手・赤武酒造「赤武」。
今西酒造の今西将之社長は「7年前に父が亡くなってから蔵に戻った。その時の自社のお酒はおいしくなく悔しかった。1位になって本当にうれしい。ようやく認められるお酒を造ることができた」と笑顔を見せていた。