伏見区役所1階ホールで1月27日、「歴史演劇団・乙訓(おとくに)戦国つつじ」が芝居「流転~鳥羽・伏見の戦い~」を上演する。主催は伏見区と「鳥羽・伏見の戦い150年プロジェクト」。
1868(慶応4)年1月27日(旧暦1月3日)、幕府軍と薩摩・長州藩連合軍(新政府軍)が激突した鳥羽伏見の戦い。伏見区では、鳥羽伏見の戦い終結から150年を迎える今年、関連イベントや行事を企画している。
同劇団は、乙訓地域や伏見を中心に「歴史の観点から、町とその地の歴史を盛り上げる活動」を行っている。、同劇団団長の大西恒さんは「今回の芝居は、伏見の歴史の点と点、線と線をつなぐ架け橋となり、歴史を紡いでいけたらという思いを込めて脚本を書き上げた」と話す。
大西さんは「2017年秋に当劇団が『伏見お城まつり』で演じた際、鳥羽伏見の戦いの開戦から150年になる1月27日にも演じてほしいと鳥羽・伏見の戦い150年プロジェクトの井口富夫さんから声掛けいただいた」と振り返る。
配役は次の通り。西郷隆盛役=山下忠彦さん(羽々斬)、土方歳三役=大西 恒さん(乙訓戦国つつじ)、永倉新八役=真下昌景(刀竜BASARA)、大山巌役=武居新一郎さん(乙訓戦国つつじ)、井上源三郎役=河井 仁さん(羽々斬)、市村鉄之助役=今井かなさん(乙訓戦国つつじ)、山崎丞役=井吹まゆさん(乙訓戦国つつじ)、新政府軍役=奥井喜久子さん(羽々斬)。
同劇団メンバーでナレーションを務める今井かなさんは「鳥羽・伏見の戦いは、ドラマなどでもあまり詳しく触れられないが、多くの戦死者が出ている。実際に伏見の中心地で激戦があり、町が焼かれてしまうなど、もっと深く知られるべき歴史だと感じている。戦地の伏見区で、私たちの演劇を通じ、ご覧いただいた皆さまへ少しでも分かりやすく、鳥羽・伏見の戦いをお伝えしたい。ぜひ足を運んでいただけたら」と呼び掛ける。
開催時間は10時30分~11時。入場無料。