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伏見・中書島で紅白歌合戦 商店街の広域連携のきっかけに

中書島紅白歌合戦のポスターを持つ中書島フェニックス委員会の岡さん

中書島紅白歌合戦のポスターを持つ中書島フェニックス委員会の岡さん

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 京都市伏見区中書島の商店街にある「延歌スタジオ 歌基地」(京都市伏見区西柳町)で12月16日、「第4回中書島紅白歌合戦」が行われる。主催は中書島フェニックス委員会。

昨年の中書島紅白歌合戦の様子 ミラーボールに紙吹雪が舞う

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 京阪電鉄中書島駅前の商店街「中書島繁栄会」は、昭和の初期までは花街だった場所で、昭和初期のレトロな銭湯などが残る個性的な商店街として知られる。一方で地域の高齢化が進み、商店街もかつての活気がなくなるなど、中書島の活性化は伏見の課題となっている。

 同委員会は、同商店街で昆布店を営む北澤雅彦さんの「お祭りやイベントを開催することによって、地域の活性化を目指していこう」という呼び掛けに、伏見や出町柳で活動する若者らが賛同する形で活動している。

 北澤さんは「既存の画一的なまちづくりではない面白いことを考えるのが、このグループの特徴。これまで中書島を舞台にした映画を製作したり、今年の春にオープンしたおばんざいの店で不定期のワークショップや音楽やダンスイベントを開いたりしてきた。近隣地域の商店街と連携した『商店街蘇(よみがえ)らせ隊』としての活動も準備を進めている」と話す。

 当日は、参加者がドレスコードという「昭和歌謡をほうふつさせる衣装」を身に着けて熱唱する。「会場は、演歌歌手のキャンペーンにも使われる本格的なステージがあるのが特徴。この雰囲気が好きで毎年参加する人も多い」と北澤さん。

 「中書島は古くから京都と大阪の文化が交わる場所で、多様な文化を受け入れて育んできた。このイベントも多様な人が交流することで、新しいコミュニティーや活動を育む場になっていけるといいと思う。まだ若干数の参加者を受け付けているので、興味のある方は気軽に参加していただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は18時~22時30分。参加費は3,500円(学生は2,500円)。食べ放題とアルコールを含むドリンクの飲み放題が付く。未成年者は要保護者同伴。申し込み先着順で、定員に達し次第締め切り。申し込みはFacebookから受け付ける。問い合わせは、おこぶ北淸(TEL 075-601-4528)まで

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