暮らす・働く

伏見港まつり」に2500人 多文化がテーマの異色イベントを伏見から発信

運営するぴあぴあコミュニティサポート代表の藤崎さん

運営するぴあぴあコミュニティサポート代表の藤崎さん

  • 0

  •  

 「第5回伏見港(ふしみこう)まつり」が7月10日、伏見みなと公園(京都市伏見区葭島金井戸町)で開催された。主催は京都府公園公社公園管理事務所で、運営・共催は、ぴあぴあコミュニティサポート。

[広告]

 伏見港は、かつて京都市伏見区に存在した河川港で、桃山時代の1594年ごろから豊臣秀吉の指示による大規模工事で作られた港。1950年代ごろまで、京都と大阪(大坂)を結ぶ水運の拠点として栄えていた場所。その後、役割を終えた伏見港は現在、公園として1968(昭和42)年に復活、プールなども完成して市民の憩いの場となっている。同園で2014年7月から、「伏見港まつり」が開かれている。

 イベントは、朝市、飲食ブース、フリーマーケット、手作り市、イベント、さまざまな伏見のPR活動と多様。第5回のテーマは「多文化」を掲げる。多文化にふさわしく、多国籍ダンス、伏見まちかど合唱団によるヨーロピアンクラシック、アイリッシュ、北タイ音楽、 多国籍ダンス、京都蓑里会有志メンバーによる三味線などの演目が披露された。

 ぴあぴあコミュニティサポート代表の藤崎壮滋さんは「伏見港まつりの特徴の一つがイベントで、今までにもハワイアンをテーマとしたイベントを開いてきた。今回は多文化ということで、伏見のさまざまな音楽やダンスを行う団体に声を掛け、発表の場として集まってもらった」と話す。「出店者もイベント参加者も来場者も少しずつ増え、前回のパンまつりの時には延べで2500人が集まった。まだまだ地元の人々の来場が多いが、徐々に他の地区の顧客も呼び込んでいければ」と熱く語る。

 今回も約2500人の来場者、約50の出店ブース、全10のプログラムステージで盛り上がりを見せた同イベント、次回は10月2日に行う。次回のテーマは「伏見がハワイになる」となっている。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース