音楽イベント「悠久祭(ゆうきゅうまつり)」が8月27日、長尾天満宮(京都市伏見区醍醐伽藍町)で行われる。
長尾天満宮は世界遺産・醍醐寺に隣接する神社で、醍醐地域の氏神としても知られる。903年に菅原道真の墓(菅公衣裳塚)をこの地に築いたのが始まりで、その後、949年、第60代・醍醐天皇の御願により、菅原道真を祭ったという歴史を持つ。応仁の乱によって荒廃したが、本殿は1821年に再建され、現在に至っている。
悠久祭は昨年に続いて今回で2回目。関西を中心に活動している画家の橘ナオキさんが2020年にコロナ禍の終息を祈願して長尾天満宮の境内に壁画「悠久之歌」を描き、翌2021年には同名の楽曲「悠久之歌」を制作・奉納。2022年の1回目は同曲を披露しする音楽イベントを開催した。
当日は、15時40分の祈とうでイベントがスタート。「だいご体操」(初田里紗さん)、「悠久Socialダンス」(小島信太朗さん・笠原千裕さん)、「ギター演奏」(えみさん)、「サックス演奏」(児玉尚美さん・diembeテラシー・ピアニストK)、「悠久手話(Jennieさん・八田享子さん)、「日本舞踊 京舞篠塚流」(篠原梅輪さん)、「キッズダンス」(Rainbow Paradise)、「悠久ピアノソロ」(ピアニストK)、「ラウレアと悠久サークルの素敵(すてき)なOhanaたち」(本荘眞弓さん・黒田京子さん・浅田富美子さん)、「悠久之歌」(八田享子さん・本荘眞弓さん)と演目が続く。
同天満宮の大塚俊若宮司は「今年は伏見区区民活動支援事業に採択された。地域の人たちと一緒に音楽を楽しめる祭りとして、来年以降も継続していきたい。参道にはこだわりの食材を提供する飲食店が10店舗出店するので、ぜひ足を運んでいただけたら」と呼びかける。
開催時間は16時~20時。雨天順延(9月3日)。