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京都・伏見 藤森祭の駈馬神事に2万人 妙技に熱狂

藤森神社を駆け抜け、神事の技を披露する乗り子

藤森神社を駆け抜け、神事の技を披露する乗り子

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 藤森神社(京都市伏見区深草鳥居崎町609)で5月5日に藤森祭が行われた。

駈馬神事の乗り子

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 午前7時から神幸祭が執り行われ、9時から女みこし、深草郷、東福寺郷、宮本下之郷のみこしが出発。10時30分には伏見稲荷大社に各みこし行列が到着し、伏見稲荷を訪れていた参拝客も興味深そうに見守っていた。

 13時と15時からは、藤森神社の境内で駈馬神事(かけうましんじ)が行われ、快晴の絶好の天候にも誘われて2万人の見物客や参拝客が詰め掛けた。駈馬神事は1200年前から行われている祭事で、京都市の無形民族財にも登録されている。

 騎乗しながら文字を書く「一文字書き」や、敵矢に当たったと見せて駆ける「藤下がり」など、7種類の技を披露。見事な技の連続に見物客も歓声と拍手を送っていた。

 藤森神社駈馬神事保存会の北尾副会長は「駈馬神事は世界的にも珍しい祭事だ。乗り子の育成やくら装着の講習会などを通して、次世代に魅力と技を引き継いでいきたい」と話す。

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