京都市伏見区の納屋町商店街で11月30日、商店街各店舗が個性的なカレーメニューを提供するイベント「第2回 カレーなるイベントat Nayamachi」を行う。
第2回カレーなるイベント at Nayamachiのポスター
納屋町商店街はかつて「伏見のおだいどころ」と呼ばれた場所で、生鮮食品店が軒を連ね、伏見の住民だけでなく奈良からも買い物客が来てにぎわった。近年は生鮮食品店が減る一方で飲食店が増え、商店街としての活性化や方向性を模索する中で「食イベント」の構想が浮上した。
納屋町商店街振興組合理事長の小林満さんは「商店街事務局の下にインド・ネパールカレー店があり、キャラクターの『なやまっち』もカレー色だったので、『カレーイベントをやろう』と、ぴあぴあコミュニティサポート合同会社の協力を得て動き出した。構想から実現まで2年かかった」と、背景を説明する。
ぴあぴあ社代表の藤崎さんは「8月に『まずやってみよう』と1回目のカレーイベントを開催したところ、想像以上に盛り上がった。今回は近隣の風呂屋町商店街や竜馬通り商店街の店舗も参加してもらうことになった。1回目より10店舗参加が増え、飲食店以外の参加が増えたのが今回の傾向。ハウス食品が協賛でカレールウを提供してくれることなった」と話す。
当日は納屋町商店街のアーケード街にテーブル席を300席用意、地元のミュージシャンが会場を盛り上げる。カレーは「もちもちナンとカレーセット」「マッサマンカレー」「焼きもちカレー」「カレーうどん・そば」「燻(くん)製カレー」「そばカレー」「本格チキンカレー」「寿司(すし)屋特製エビカレー」「89カレー」「牛すじカレー」「酒粕(かす)カレー」「バターチキンカレー」「おからカレーコロッケ」「カレーホットドッグ」「ビーフカレー」「カレーポテト」「カレーパン」「酒かす入り京野菜カレー」「チキンインドカレー&ナン」「カメゾウカレー」「カガネル特製カレー」「鶏肉と淡路玉ねぎのカレー風味炒め」「小松菜のキーマカレー」など、各店舗が趣向を凝らしたメニューを提供する。
小林さんは「前回は夏場だったので地場のクラフトビールを推したが、今回は季節柄ビールではなく、ホットワインを推している。当商店街には2人のソムリエが飲食店を構えているので、ワインも楽しんでいただきたい。冷え込む日が増えてきた秋の夜、家族や仲間と一緒に、カレーで楽しく温まっていただけたら」と参加を呼び掛ける。
開催時間は17時~21時。カレーチケットは、前売り=1,000円(なやまっちタオル付き)。当日券も会場で販売する。前売り券は「カレーなるイベントホームページ」で販売している。