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京田辺で「玉露のうまい淹れ方コンテスト府予選」 50人が腕を競い合う

真剣な表情で玉露を淹れる参加者

真剣な表情で玉露を淹れる参加者

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 京都府京田辺市の「社会福祉センター(京田辺市興戸犬伏)」で1月13日、「第12回全国玉露のうまい淹れ方コンテスト」の京都予選会が行われた。

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 日本茶の最高級茶種の「玉露」の美味しさや魅力を知って貰うことを目的に、これまで福岡県で行われてきた同イベント。今回は京都府で行なわれている「お茶の京都博」の関連イベントとして、京田辺で予選会を行った。

 当日は、小学生から80代までの50人が参加者。5人1班による対戦で1人を選出する勝抜方式(トーナメント方式)で、京田辺産の最高級玉露の美味しい淹れ方を競った。大会は、1回戦と準決勝は班ごとの出場者が、別の班の淹れた玉露を審査し、最も美味しく玉露を淹れた選手を選出。決勝戦は実行委員会が指定した審査員が審査を行う方式で行われた。

同予選会の実行委員長でNPO法人日本茶インストラクター協会京都府支部長の仲井敏雄さんは「予選会は、1回戦及び準決勝(2回戦)と決勝戦で、課題茶が変わる、その都度、茶葉に合わせた淹れ方をしないといけない大変難しい内容だった。また、決勝の課題茶は日本一美味しいと言える『全国茶品評会1等賞』の玉露であったため中々特徴が出ない状況で、対戦者同士が工夫を凝らしながら上手に玉露を淹れられていたように思う」と振り返る。

 予選会の上位入賞者は以下の通り。「優勝:吉田浩美さん/京都市」「準優勝:佐々木百合子さん/京都市」「第3位奥田理絵さん/京田辺市」「第4位東太平さん/相楽郡和束町」。

 優勝者と準優勝者は、賞状と2月12日にメルパルク京都で行われる全国大会の本戦の2回戦からの出場権が授与される。

 仲井さんは「『リーフ茶離れ』が悩まれる昨今の茶業界だが、本日の参加者のお茶を愛する皆さんを見ていると、『急須で淹れて飲むお茶』の『需要』や『未来』に希望を感じる大会となった。今後のお茶の普及のきっかけにできたら」と今後に期待を寄せる。

 全国大会の開催時間は12時30分~16時。参加費は1,000円。申し込みはFAXか郵送で1月29日(17時必着)まで受け付ける。定員(100人)を超えた場合は抽選になる。

問い合わせは、第12回全国「玉露のうまい淹れ方」コンテスト京都府大会実行委員会事務局・京田辺市経済環境部農政課内(TEL 0774-64-1362)まで。

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