伏見の京都市呉竹文化センターホールで1月29日、オーケストラ指揮者の音楽づくりを体感できる「音楽ワークショップ」が行われる。主催は公益財団法人・京都市音楽芸術文化振興財団。
同センターで2017年から行っている「見たことのないモノを見て体感する」をテーマにしたワークショップイベントの一環。今回は京都市交響楽団との連携事業として、同楽団の常任首席客演指揮者の高関健さんを招いて、伏見の市民オーケストラ「墨染交響楽団」を指揮、指導する様子を公開する。
指導を受ける「墨染交響楽団」は、2006年に結成された、伏見を活動の本拠とする市民オーケストラ。地域の音楽振興の一翼を担うこと目的として活動を行っている。さまざまな職業、幅広い年齢層のメンバーで構成されているのが特徴で、「聴衆も演奏者も楽しめる演奏会を」テーマに、2017年までに年2回、計22回の定期演奏会を行ってきた。
同センターの椚谷茂彦館長は「オーケストラのコンサートは通常、完成した音楽を聴く。今回はオーケストラの指揮者音楽づくりをするその過程を見ることで、クラシック音楽の奥深さなどを体感していただきたいとイベントを企画した」と話す。「今回、高関健さんが指導するメンデルスゾーン作曲の『交響曲第3番『スコットランド』は、2月25日に行われるコンサートでも演奏されるので、過程と発表の場をセットで楽しんでいただければ」とも。
開催時間は19時30分~20時45分。ワークショップ、コンサートとも入場無料。コンサートは1月25日から京都市呉竹文化センターで配布する整理券が必要。いずれも定員は600人。問い合わせは同センター(TEL 075-603-2463)まで