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伏見最大の祭り「御香宮神社・神幸祭」 巨大獅子やみこしに盛り上がる

早朝の伏見の町を駆け抜ける巨大獅子「獅々若」

早朝の伏見の町を駆け抜ける巨大獅子「獅々若」

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 京都・伏見の御香宮神社(伏見区御香宮門前町)の神幸祭の本宮が10月8日、行われた。

伏見・御香宮神社神幸祭橘会のみこし巡行

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 神幸祭は「伏見祭」「花傘祭(はながさまつり)」ともいわれる地域最大の祭りで、この日は「獅々若(ししわか)」「猿田講社」「武者行列」「稚児行列」「みこし巡幸」などの行事が行われた。

 「獅々若」「みこし巡幸」は江戸時代から続く行事で、町中を練り歩く姿が、伏見の名物となっている。みこしは50年ほど前までは1基のみこしで巡幸していたが、あまりの重さに担げなくなり3基になったという。その旧みこしは徳川家康の孫娘で豊臣秀頼の正室になった千姫の初誕生祝いに奉納されたもので、神幸祭の期間のみ特別公開される。

 この日は朝7時30分の獅々若巡行からスタート。神幸祭に最も古くから参加している木挽町(こびきちょう)青年団が、雄は61kg、雌は63kgの重量がある巨大な獅子舞を被り「あーヨイヨイよ」の掛け声とともに、早朝の伏見の町を駆け抜けた。道中では、邪気を払う「頭噛み」の儀式を行った。

 橘会の稚児行列では、稚児姿の子ども達が境内で記念撮影の後、町内を歩いて回った。道中では、観光客が稚児を撮影する姿も見られた。

 午後に行われたみこし巡行では、今年70周年を迎えた橘会や、1700年からみこし巡行を行う木挽町青年団が町内を練り歩いた。木挽町青年団は、全ての道中を手で担ぐスタイルで知られる。この日も勇壮なみこしの担ぎ手達が夕刻の伏見の町を盛り上げた。

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