近畿地方では1月14日の夜から雪が断続的に降り続き、京都市伏見区や乙訓地域などで積雪。京都競馬場(京都市伏見区葭島渡場島町)の開催が中止になるなど、各地で影響が出ている。
気象庁・京都地方気象台の10時17分の発表では、京都市に「大雪警報」「風雪,雷,なだれ,着雪注意報」が出ている。雪のピークは「15日の夕方まで」、今後24時間予想される降雪量は「山地で60cm」「平地で15cm」となっている。
京都競馬場では第1レースの発送時刻を1時間遅らせるなど、開催に向けて馬場状態の回復作業を行ったがその後も積雪量が増えたため、11時に中止を決定した。RAの広報の話では「積雪による京都競馬場の開催中止は2008年の2月9日以来、9年ぶり」という。
中止の発表がされると8人組男性音楽グループ「SOLIDEMO」のイベントを楽しみにしていた女性ファンからは「残念!」とため息が漏れた。
京都府向日市でも夜半からの雪で積雪となった。市内在住の女性は「朝起きたら足首まで埋まるほどの雪でびっくりした。目測で10cmくらい積もっている。雪が深いので家の周辺しか歩けないほど。今夜に凍ってしまうと明日の朝が心配」と話す。
伏見市街地でも積雪。伏見区市街地に住む女性の話では「深夜から一面真っ白で幻想的。車が滑りながら走ってるので、安全運転をして欲しい」という。
この後、伏見区などの15日の予想最高気温は4度。この後も気温が上がらないため、凍結も予想される。足元には十分な注意が必要だ。