インタビューに答える14歳の平手友梨奈さん
同グループは、乃木坂46の姉妹グループとして2015年8月21日に誕生し、今年4月6日にデビュー曲「サイレントマジョリティー」を発売したばかり。同曲は4月5日付けのオリコンデイリーCDシングルランキングで初登場1位を獲得するなど、グループ最年少の14歳がセンターを務めたことでも話題になった。
同曲の限定版に封入されている「全国握手会イベント参加券」の京都会場分を持つ人のみが参加できた今回の握手会。握手会の前に行われるミニライブが13時開始にもかかわらず、記者が同会場に到着した10時過ぎにはすでに長蛇の列ができていた。
会場に来ていたファンに、同じ会場で後日握手会を行うことになる乃木坂46と欅坂46の印象を聞くと「乃木坂46は清楚(せいそ)できれいなイメージで、欅坂46は洗練されたかっこいいイメージ。特に欅坂46は制服がかっこ良くてかわいくて最高」との答えが返ってきた。
会場内ではファンの入場直前までメンバーやスタッフによるリハーサルが繰り返し行われ、一部メンバーの中には舞台裏の鏡の前で振り付けを直前まで練習する姿も見られた。
ミニライブが始まる30分前の時点で待ち切れないファンたちが、応援するメンバーへの熱い思いを叫ぶなど会場内の熱気は高まる一方で、舞台裏では欅坂46のメンバーにより円陣が組まれた。
会場内に緑のペンライトが揺れる中、時間通りにミニライブが開演。スモークが晴れて、メンバーの姿が徐々に浮かび上がると会場内に大歓声が響いた。
ライブではデビュー曲「サイレントマジョリティー」「君がいない」「山手線」「渋谷川」「乗り遅れたバス」「手を繋いで帰ろうか」の6曲が披露され、続いてライブの熱気が熱気覚めやらぬ中、同会場で15時30分から握手会が開かれた。
握手会ではメンバーに飛び跳ねながらあいさつするファンに、飛び跳ねながらあいさつを返すメンバーや、満面の笑顔で話すファンに満面の笑顔でお礼を述べつつ、しっかりとファンの手を握り返すメンバーの姿も見られた。ファンとメンバーの元気で楽しい雰囲気の中、19時過ぎに無事終了し、その直後に衣装姿のまま、デビュー曲でセンターを務める平手さんに京都のことを中心に話を聞いた。
—まず京都の印象をお聞かせください。
平手 京都は以前に修学旅行で1回来た程度で、その時は自分が子どもということもあったのですが、特に来たいというイメージもなかったし、京都の良さというのも分からなくて、特に強い印象はありませんでした。ですが、今はその時よりは大人になったのかなと思うのですが、京都はおいしいものがたくさんあり、歴史的な街という印象で、すごく好きな場所の一つです。
—京都の欅坂ファンの印象をお聞かせください。
平手 ミニライブでもすごく声援を送っていただきましたし、実際握手をした際にもいろんな声をかけていだだいて、とても温かいファンだなと感じました。東京の握手会とは、また違った雰囲気を京都で感じました。握手会ではファンの方から「怖い顔をしてください」とか「にらんでください」とよく言われます。私はプロモーションビデオなどでそういう表情が多い役どころになっているので、そう言われるんだと思いますが、戸惑ってしまったりで、なかなかそれに応えることができなくて…。そういった表情をするよりは、どちらかと言うと笑顔でファンの方と握手して、少しの時間だけれど、楽しむという形が、やっぱり好きです。今回の京都は関西ということで、ファンの方からボケとかツッコミがあって、名古屋出身の私はちょっと戸惑ったりしましたが、すごく楽しかったです。
—京都は和食も有名なのですが、和食についてはいかがですか。
平手 和食は大好きです。自分でも料理をしたりするくらい和食は大好きです。
—伏見経済新聞の担当地域は伏見区以外に、長岡京市、向日市、大山崎町になるのですが、向日市に京都向日市激辛商店街という激辛をテーマに町おこしをしている場所がありまして…。
平手 えーっ!
—辛いものはお好きですか?
平手 大好きです。すごく好きです。
—どのくらい辛いものが食べられますか?
平手 かなり辛いレベルのものも食べられるはずなので、一度ぜひ行ってみたいです。
—年内の目標をお聞かせください。
平手 まずは、できればやっぱりコンサートをやりたいです。ただ、現在持ち歌が6曲しかないので、少しずつ楽曲を増やしていって、いずれコンサートをできるようにしていきたいです。
—京都のお寺でのコンサートなどには興味はありますか?
平手 すごくあります。
—平手さんの夢は何ですか?
平手 将来的にはモデルの可能性もあれば、役者の可能性もあれば、ミュージシャンの可能性もあれば、いろんな可能性があると思います。ですが、現段階では、とにかくちゃんとしたパフォーマンスができるようになりたいです。ちゃんとダンスができて、ちゃんと歌えて、ちゃんと話もできるように、一歩ずつ地道にやっていくことが大切だと思っています。
—ありがとうございました。最後に京都のファンの方にメッセージをお願いします。
平手 こちらこそ、ありがとうございました。京都の欅坂46の握手会に来ていただいたファンの皆さま、本当にありがとうございました。
平手さんは、とても14歳とは思えないほど堂々としっかりした受け答えだったが、時折見せる子どもらしい笑顔が印象的で、ファンが騒ぐ理由が記者にも分かった気がする。この日一日、裏方も見せていただいたが、全ての現場スタッフが休む間もなく、ミーティングをしたり、準備をしたりで、その表情も真剣で緊張感が漂っていた。本番直前まで何度も練習を行うメンバーからも真剣さが伝わり、このメンバーとスタッフの絆、真剣さから発揮されるパフォーマンスがファンに支持される大きな理由の一つであり、魅力なのだろうと感じた。