京阪電車淀駅すぐにある淀本町商店街(京都市伏見区淀本町)で7月3日、第2回「七夕まつり」が行われた。
昨年初めて開催し、約1000人が来場者し好評だったことから、今年も継続して開いた。もともと1996年まで毎年夏祭りを実施していたが、財政上の問題などでイベントを見送っていた。
同商店街は京都競馬場にほど近く、京阪電車淀駅そばにあったことから、週末になるとたくさんの客でにぎわってきていた。2014年に競馬場寄りの高架化した駅が完成して旧淀駅は移転され、淀本町商店街は大きな影響を受けることになる。
それから2年、さまざまな工夫をしながら盛り上げる努力を続けている同商店街。その一つが七夕まつりで、商店街の店舗が参加して、飲食、物販、カルチャー、ステージなどを組み合わせた本格的なイベントとなっている。目玉は「蔵JAZZ fest」で、午前の部と、夕方からフィナーレまでの「おとなのじかん~ジャズタイム~」で合計4チームがジャズ演奏を披露。そのほか、京都女子大学の学生による落語や、漫才、マジックショーなどに観衆から大きな拍手が送られていた。
同商店街振興組合の杉原浩理事長は「全てはご縁と思っている。七夕の短冊も地元小学校の生徒が書いてくれたもの、さまざまな人々がボランティアで集まることにより、このイベントが実現している」と話す。「昨年の七夕祭り後商店街に活気が戻り、やってよかったという声が多かった。予算がない中、蔵JAZZが大きな目玉となり、酒どころ伏見の酒を飲みながら楽しめるイベントができているのがうれしい」とも。