京都の企業が今まで培ってきた技術、伝統で新たな価値を発信していくものづくりプロジェクト「あたらしきもの京都」のギフトショーで出展した商品の凱旋(がいせん)展が3月7日、ホテルグランヴィア京都(京都市下京区東塩小路町)で開催された。
会場内のブースでは、熱心に説明する企業関係者とそれに耳を傾ける来場者の姿や、各ブースに展示されている商品に見入る来場者の姿が見られた。
伏見の「夢み屋」のちょうネクタイ「糸吉(ITOKICHI)」も来場者の注目を集めていた。創業者でデザイナーの飯田景子さんが、明治・大正期のモダンな着物のデザインに注目し、これらの着物を使ったちょうネクタイを商品化した。「現代と過去を結び、人と人を結び、全ての人に良きことが結ばれますように」との願いを込めたちょうネクタイは、おしゃれを楽しむ男性を想定して作ったものでが、華やかな色彩や模様、上品さ、かわいらしさなどで会場の女性にも好評だったという。
「モダンさと伝統が融合した新たな和の魅力を伝える糸吉(ITOKICHI)で、男女問わずおしゃれを楽しんでいただければ」と飯田さんは話す。
■株式会社「夢み屋」
住所:京都市伏見区桃山町見附町20
■「あたらしきもの京都」事務局:京都商工会議所 産業振興部
住所:京都市中京区烏丸通夷川上ル