京都向日市激辛商店街のカレー専門店「カレー工房 ギャー」(向日市寺戸町八ノ坪)内に7月1日、エアギター専門店「KUUKI-KAN(クウキカン)」がオープンした。
ステージ名「チョコバット鵜飼(うかい)」でエアギターの2012年度日本チャンピオン(世界大会6位)になった齊藤さんがプロデュースする同店。
同商店街唯一のカレー専門店店主でもある齊藤さんによると、以前から、オンリーワンを目指したい、世界でも話題にとなることをやってみたいと思い、自分ができることを考えた結果、エアギター専門店オープンにつながったという。
「エアギター世界大会の審査基準には『AIRNESS』という言葉があり、そこから日本語で空気感という言葉を連想した。それがつまった館『空気館』の意味を込めて店名を『KUUKI-KAN』とした」と齋藤さん。
同店では現在、目に見えない「エア商品」として、「エアギター」(1000円)、「エアピック」「エアギターの弦」(以上、100円)などを10年間の期間限定で販売している。
このほか、「カレー工房ギャー」コラボ商品として、「エアカレー」(100円)も販売。エア商品の売り上げは、日本赤十字社を通じ、熊本地震復興支援の義援金として全額寄付するという。齋藤さんによると、これまでに1000円のエアギター1本を購入した客が1人いるという。
齊藤さんは「エアギターに出会ってから、『エア』は何もないところからユーモアを生み出せるものだと実感した。当店に置いているエアギターをはじめ、エア商品は全て目には見えないが、エアから生まれたものがチャリティーなど、人のためになれば最高。たくさんの人の笑顔につながっていけばうれしい。ゆくゆくは、47都道府県すべての県庁所在地に同店をフランチャイズ展開したい」と意気込む。
「リアルイベントとして、エアギター初心者のためのエアギターレッスンや、日本の著名エアギタリストによる演奏会なども行っていきたい」とも。
現在、カレー工房ギャーでカレーメニューを食べた客を対象に、希望者にエアギターレッスンも行っている。
営業時間は、火曜~木曜=11時~14時30分、金曜~日曜=11時~14時30分、17時~20時30分。月曜定休。