京都・長岡京市で6月10日・11日にホタル鑑賞の夕べが開かれ、約2500人がゲンジボタルの光の舞を楽しんだ。
「長岡京市ゲンジボタルを育てる会」がゲンジボタルの保護、育成に取り組み、今回で18回目の開催となった同イベントは例年小泉川の西代橋付近で行われていたが、小泉川の工事に伴い、昨年に続き今年も金ケ原橋付近で行われた。
最終日の11日には19時30分から始まり、販売された和菓子店「みずは北川」の「ほたる万頭」が、20時前には完売。販売所を訪れて売り切れを残念がる人たちの姿が多く見られたが、その中の親子連れは「売り切れは残念だが今年もホタルが見られたので良かった。来年はもっと早い時間に来たい」と笑って再度ホタル鑑賞に戻って行った。
ホタルの光が見えると、「あっちあっち」「そこの木の下の所」と、知らない人同士が声を掛け合ってホタルを楽しむ様子が会場付近のあちこちで見られた。
最終日はホタルを見つけるのに苦労する人たちが多かったが、条件が整えば今後も、幻想的にホタルが飛び交う光景に出会うことができる。
会場のスタッフによると、「例年通りであれば今月いっぱいはホタル鑑賞を楽しめる」という。