京都・伏見の藤森神社(京都市伏見区深草鳥居崎町)のアジサイが、見頃を迎えている。
藤森神社のアジサイは、境内2カ所の「紫陽花苑(あじさいえん)」に3500株が植えられており、京都の初夏の風物詩として親しまれている。品種も西洋アジサイや額アジサイ、柏葉アジサイ、おたふくアジサイ、アナベルなど約40種類と豊富。紫、青、ピンクなど色とりどりのアジサイが咲き乱れ、来場者の目を楽しませている。アジサイは土壌のpH値によって花の色が年によって変わることから、別名を「七変化」ともいう。
毎年大阪から訪れるという女性のグループは「梅雨時になると藤森神社のアジサイを思い出す。今日はあいにくの天気だが、雨上がりのアジサイも風情があって好きなので楽しめて良かった」と笑う。
6月15日には「紫陽花祭(あじさいまつり)」が開催され、あじさいの献花、献茶、みこによる神楽・豊栄の舞(かぐら・とよさかのまい)の奉納などの神事が行われる。
藤森禰宜は「ここ数年は花付きが良くなかったが、今年は花付きも良い。近年は香港や台湾からもアジサイを見にくる方が増えているので、国内外の多くの方に楽しんで欲しい」という。
「紫陽花苑」は6月上旬から7月上旬まで、一般公開される。開苑時間:9時~17時 入苑料は、一般=350円、団体30名以上=250円