向日市役所(京都府向日市寺戸町中野)西別館横のスペースでこれまで不定期開催されていた「愛菜楽市(あいさいらくいち)」が、5月14日から毎週土曜の定期開催となった。
同市は、昨年8月に向日市の農業、商工関係者が「旬の野菜を新鮮な状態で直接消費者にお届けしたい。生産者と消費者が直接顔を会わすことで安心して買っていただける場にしたい」との思いから始めた。徐々に口コミで評判が広がり、今では向日市だけでなく大阪などから買いにくる人も。同市が行ったアンケートでは「野菜嫌いだった子どもが、何度か一緒に市を訪れているうちに、ファンの農家さんができて、そこの野菜なら食べるようになった」といった喜びの声も寄せられているという。
これまでに向日市の約30の農家が参加し、毎回約20の農家の野菜が並べられる。同市に参加している森山佳之さんは「同市の開催を重ねるたびに手応えを感じている。ありがたいことに開始30分ほどでほぼ完売状態になるなど大盛況。今後は取り扱う野菜の量をもっと増やしてご期待にお応えできるようにしたい」と話す。
タマネギ、大根、キュウリ、ジャガイモ、エンドウ豆、トマトなど同市で売られるたくさんの野菜の中でも一番人気はトマト。向日市の名産品の一つであるナスもこれからおいしい季節を迎えるのでお薦めという。
開催時間は10時~13時。。問い合わせは向日市産業振興課(TEL 075-931-1111)まで。