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伏見・三栖神社の大イチョウの黄葉が見頃 黄金色のじゅうたんに歓声も

黄金色に染まった三栖神社の境内

黄金色に染まった三栖神社の境内

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 三栖神社(伏見区横大路下三栖)のイチョウの黄葉が現在、見頃を迎えている。

三栖神社のイチョウ

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 天武天皇、伊邪那岐大神、応神天皇を祀る同神社の歴史は長く、672年、大海人皇子(後の天武天皇)と大友皇子の間で皇位を巡って起きた「壬申(じんしん)の乱」の際、天武天皇がこの地を通過する時、村人がたいまつをともし歓迎したといわれている。現在の社殿・拝殿は1603年、旧幕臣角倉了以や加藤清正家臣の横地助之烝、三栖の氏子が協心して造営した建物。10月の神幸祭では、宇治川に自生するヨシで作られた大たいまつに火をともす炬火祭(たいまつまつり)が行われる。

 同神社の大イチョウは樹高が約22メートルあり、2006(平成18)年に京都市指定の保存樹にも指定されている。落葉の季節には境内が金色のじゅうたんを敷き詰めたような景色がSNSを中心に注目を集める。イチョウは葉の形が末広がりの形をしており、風水でも縁起の良い黄色に色づくことなどにちなみ、開運、金運、勝運アップに御利益があるとされており、色付きが最盛期を迎える12月上旬から中旬にかけて、遠方からも多くの人が美しい黄金色のイチョウの姿を撮影するために訪れている。

 撮影日には、撮影に訪れた人が朝日に照らされた幻想的な景色に歓声を上げる姿が見られた。

 三栖神社祭礼実行委員青年部メンバーで理髪店を営む荒野健一さんは「2016(平成28)年に大イチョウをお祓いして正式にご神木として認定した。その頃から徐々に話題になり始めたように思う。本当は大々的に紹介せずに一人占めしておきたいくらいの気持ちでいるが、地元が注目されるのはうれしく、交通の便も悪い場所に足を運んでもらえるのは光栄なこと。神社の維持、管理のため、奉賛会の会員と祭礼実行委員で定期的に清掃活動も行っている。新しく引っ越ししてきた近所の方も、興味があれば仲間に入っていただき一緒に盛り上げられれば」と意気込む

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