大阪市の京セラドーム大阪で2月23日、長岡京在住の鉛筆画家・まきむらゆうこさんが描いた、乃木坂46の齋藤飛鳥さんの肖像画の贈呈式が行われた。
まきむらゆうこさんが描いた乃木坂46・齋藤飛鳥さんの肖像画(参考画像)
まきむらさんは3年前、転倒した際に負った左足の傷からCRPS(複合性局所疼痛(とうつう)症候群)を発祥。CRPSは交感神経の過剰な活性化や骨が萎縮する症状が特徴で激痛を伴うため、歩行が困難になったのをきっかけに、室内で座ったまま描ける「鉛筆画」の世界に入った。
まきむらさんは、鉛筆画の技術を磨くとともに、パステル画材のパンパステルに注目。本来は単独で使用するパンパステルと色鉛筆を組み合わせることで、髪の毛の一本まで表現する繊細な描写を可能にした。
これまで安室奈美恵さんや海外モデルなど、有名人の肖像画をインスタグラムで発表。個人的にファンだという齋藤飛鳥さんの肖像画を掲載したところ、知人を介して秋元康さんや齋藤飛鳥さん本人にも肖像画の情報が伝わり、秋元康さんが「クオリティの高い絵だ。ぜひ本人に直接プレゼントしてあげて欲しい」と、この日の贈呈式が実現した。
この日は、同球場で行われた「乃木阪46 7th YEAR BIRTHDAY LIVE」の公演後、まきむらさんと齋藤飛鳥さんが対面。肖像画を贈呈した。
齋藤飛鳥さんは「最初絵を見たときは写真だと思った。着物の質感など、写真みたいで本当にすごい。プレゼントしていただいて嬉しい」と話す。
まきむらさんは「飛鳥さんご本人に、自分の絵を手渡しでプレゼントできるなんて夢のよう。喜んでいただけて本当にうれしい。今後も活躍を応援していきたい」と笑顔で振り返る。