京都府長岡京市の長岡天満宮のキリシマツツジが見ごろを迎えている。12日からは中堤の中央通路も解放され、参拝客の目を楽しませている。
長岡天満宮は、「学問の神さま・菅原道真」をまつり道真が太宰府へ左遷されたときにこの地で名残を惜しんだことから、「見返り天神」とも呼ばれている。
同宮の八条ヶ池の中堤に植えられているキリシマツツジは、樹齢130年前後と推定されており、長岡京市の天然記念物に指定されている。約1000株のツツジの花が一斉に咲く風景は、春の長岡京の風物詩として有名。
同宮のホームページの開花情報では「今年の開花は例年より10日ほど早く、20日ころに見ごろを迎えそう」と案内されている。
この日、京都市内から来たというカップルは「友人から聞いて初めて来てみた。中央通路は両面から真っ赤な花の壁が迫ってくるような迫力で、ため息が出る美しさ。水上橋もフォトジェニックな風景で写真撮影も楽しい」と笑顔で話す。
同宮は「満開になると見ごろは長続きしないので、早めに来てほしい」と呼び掛けている。
八条ヶ池の水上橋の通行は7時~18時。参拝料は無料。