京都市伏見区の「月桂冠大倉記念館」の入館者数が4月12日、入館者300万人に達した。
1909(明治 42)年築の酒蔵を1982 (昭和57)年に改装してオープンした同館。1987(昭和62)年から一般公開を行い、伏見の酒づくりの歴史や文化を学べる資料館として親しまれている。
館内には、「月桂冠」の創業当時からの歴史を物語る資料を展示、職人が歌い継いできた酒造り唄を流すなど、かつての酒蔵の雰囲気を再現している。
入館者はこれまで、2002年に100万人、2007 年に150万人、2011 年に200万人、2015 年に250万人を達成している。
この日は15時過ぎに来館した、台湾から新婚旅行で来たという陳冠霖さん夫妻が入館300万人目として認定された。
陳さん夫妻には、同社副社長の葛西正昭さんが感謝状を、同社常務の水津哲義さんが記念品の純米大吟醸、月桂樹の葉で作った冠、花束を贈呈した。
陳さんは「台湾で居酒屋の店長をしており、日本酒は大好きなので大変光栄でうれしい。月桂冠のお酒は台湾でも有名で人気。記念品でいただいたお酒は、お店に展示したい」と笑顔を見せる。