京都・大山崎町の離宮八幡宮(大山崎町大山崎西谷)で4月9日、「日使頭祭(ひのとさい)」が行われた。
離宮八幡宮は、かつて朝廷から油祖の名が与えられ、油座の拠点として栄えた。そうした歴史的背景から、平安時代の初めのころに始まった日使頭祭には、現在も地元だけでなく全国各地から多くの油脂業に携わる人たちが訪れて献灯する。同宮によれば、今年は約100社、約120人が参拝したという。
現在の日使頭祭は毎年4月に行われ、厄よけ祈願、無病息災、学業上達、仕事の発展を願うお祭りとしても知られている。
同宮で併せて行われた「春のえごまフェスタ2016」では、灯心ひきの体験や模擬店を楽しむ参拝者、家族連れの姿が見られた。