向日町競輪場(向日市寺戸町)で4月28日、「レスラーによる競輪セミナーイベント」が行われた。協力したのはプロレス団体「B168プロレス」(大阪府守口市)。
同セミナーを企画したCommunications Joint社長の松本美由紀さんは「向日町競輪場は4月から民営化され、地元との密着度を高める取り組みを始めた。今回の企画も新しいファン層を開拓して、活気ある『地域の人が楽しめる場づくり』をしていく一環」と話す。
プロレス団体がセミナーを行う理由については、「競輪界もプロレス界も置かれている立場は厳しい環境なので、タッグを組んでPRしようということで、競輪に詳しいレスラーの神威(カムイ)さんに講師をお願いした」とも。
当日は、京都府内在住の男女約20人が参加。はカムイさんが、初心者に対して買い方や楽しみ方などをレクチャーした。
セミナーに参加した向日市在住の松井映莉子さんは「これまで競輪というだけで、あまりいいイメージがなかったが、東京五輪の正式種目のスポーツだということを知った。これからはスポーツ観戦をする気分でも競輪場へ家族や友人と出掛けたい」と話していた。
松本さんは「女性客やファミリー向けのセミナーやイベントも企画していきたい」と意気込む。